EDH　やる気デストラクションタシグル

2018年11月9日デッキリスト

デッキリストを眺めながら、積年の疑問を考えていた。
それは「勝ちとは何だろうか」という問いである。
負けてなかったら勝ちなのだ、等という二元論に基づくトートロジーを並べて悦に入る浅薄な人間もいるが、それはBrain Freezeに他ならず、Wit’s End以外の何物でもない。

……「やる気デストラクション」というアーキタイプがある。

Tasigur, the Golden Fang / 黄金牙、タシグル (５)(黒)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) シャーマン(Shaman)
探査（この呪文を唱える段階であなたがあなたの墓地から追放した各カードは、(１)を支払う。）
(２)(緑/青)(緑/青)：あなたのライブラリーの一番上から２枚のカードをあなたの墓地に置く。その後、対戦相手１人が選んだあなたの墓地にある土地でないカード１枚を、あなたの手札に戻す。
4/5

瞬唱の魔道士
フェアリーの忌み者
ファイレクシアの変形者
金粉のドレイク
桜族の長老
永遠の証人
種子生まれの詩神

自然の知識
遥か見
不屈の自然
太陽の指輪
魔力の櫃
魔力の墓所
モックス・ダイアモンド
金属モックス
オパールのモックス
通電式キー

Mystic Remora
リスティックの研究
意外な授かり物
時のらせん
加工
未来予知
時を超えた探索
吸血の教示者
神秘の教示者
Demonic Tutor
ヨーグモスの意志
有毒の蘇生
新たな芽吹き
貴重な発見
師範の占い独楽

摘出
道化の帽子
漂流自我
失われた遺産
ルートウォーターの泥棒
サディストの聖餐
ヴェンディリオン三人衆
虚無の呪文爆弾
時間の滝
ムウォンヴーリーの酸苔
Invoke Prejudice
Chains of Mephistopheles
硫酸の波
忍び寄るカビ
回収蔦
内にいる獣
煙突

真髄の針
精神壊しの罠
狼狽の嵐
サイクロンの裂け目
否認
否定の契約
マナ吸収
差し戻し
秘儀の否定
意志の力
もみ消し
白鳥の歌
毒の濁流
黒の太陽の頂点
自然の要求
英雄の破滅

土地34枚(基本土地かなり多め)

勿論こんな不快なデッキは持っていないが、勝ちとは何かを考えるための十分な時間をくれるものになるだろうことは間違いない。

統率者というパリアノで生き延びるためには、共犯者が必要だ。
共犯者と対等な関係である必要は無い。勝ち手段を2～3枚のパーツに限っているデッキは多く、彼らはきっと……協力してくれるようになるだろう。

自身の弱点を理解しておく事こそが、自身の長所を増やす方法になる。
なんにしても強力なクリーチャーに対しては無力だ。デッキに入っていない物は特に。
やる気では無いものをデストラクションするのは邪道だが、そういった相手をタシグルで6回殴りながら思索に耽るべきだろう。
また、幸いそういったクリーチャーは影響力が大きいものが多い。共犯者と共に対処するのも手だ。

ここまで書いて他におんなじことしてる人いないか確認したらキザクラさんのDN出てきた。色が違うしアプローチも違うけど。
白いだけで選択肢の幅が違うし、やっぱりEDH最強色5指に入るだけのことはあるなぁ。
アーボーグのクソネコの方がまだマシかもしれない。